まだ開店前の窓の隙間から1羽のチビさんが入り込んでいた。
「朝起きたら誰もいないの」
「おチビさん寝坊したから置いてきぼりかい」
「みんなどこへ行ったの」
「街のスズメの仕事っていやあ造園業手伝いにきまっているだろ、みんな公園とか街路樹の虫を取っているのだろうよ。お前さん親離れが少し早かったようだね」
  0723tibisan010723tibi部屋の中を歩き回って踏みつぶしそうで危ない。カステラを投げてやるとモグモグと食べている。
「まだ開店準備してないから外でまってな」と窓を開けて追い出す。
                                  遊び相手のアンテちゃんはもう気持ちは一人前で喧嘩して自分が強いことが分かったようで「あんてちゃん~」と呼ぶとプイと知らん顔で行ってしまう。人間にベタベタすると仲間内で馬鹿にされるそうだ、そんなもんかね~とわ思うがスズメ社会は中々複雑なようだ。
 スズメのヒナの第一期生は仲間で徒党を組んで公園とか河川敷まで遠征して虫を取ったりしているようだ。一期生と言っても幼稚園の年長さんくらいに考えていたがスズメの世界ではもう立派な一人前なんですね。
 だから今いるのは子育て終わってのんびりしているお父さんやお母さんスズメでカステラを自分でゆっくり食べられる幸せを感じているようだ。巣立ちからほんのの2~3日で子離れするとあっさり縁が切れるらしい。親としては解放区には食べ物はあるから大丈夫と思うのかな。親離れしたヒナは寂しいけど同級生と一緒だから泣いたりしては馬鹿にされるから一生懸命気張って生きている。スズメの世界も厳しいものですね。

▼開店時間になればみんな帰ってきて大騒ぎでお昼ご飯になる。   0723ohiru

 
0723pitasama午後ピーターが来た!。19日、21日そして今日23日。日に一度だけ顔を出す。カステラを2口食べるとすぐに行ってしまう。旅に出たのではなく少し離れた河川敷の公園で仲間を待っているのかもしれない。でもなんだか去りがたい気持ちでいるような気がして嬉しい。ヒヨドリが来ない日はなんだか物足りない年に半分しか居ないのだけれどね。