「すずめとヒヨドリの解放区」続き

「すずめとヒヨドリの解放区窓から来るもの(名古屋)」から移項。窓から来るすずめとヒヨドリとの交流と野鳥撮影など。cap / コピー君

2020年07月

 この暑さの中今日も巣立ちヒナ。暑い暑いと口を開けている。お父さんは大変だが張り切っている。ちょうどいい場面を撮ろうとすると気のきかない子が邪魔をする。  0731kuuki自分に貰えないのだから興味がない訳ですがそこは空気読んでどいてね。  0731oyakoこの子は健康そうだがこのとまり木で足にオイラックスが付くから予防にもなる。  0731oira疥癬にかかると指は赤くはれてかゆくて痛い。写真には撮ってあるがここには載せられない。  0731ohiru  お昼の開店時はみんな物凄い食欲で大騒ぎだがひととおり食べると涼しい場所を求めてほとんどいなくなる。あとは子供たちが遊び半分でいる。                              0731renn 以前にベンジャミンの葉っぱはスズメが食べたりしないかと言われて「ベンジャミンはゴム科で切り口から白いネバネバの液体が出るので食べません」と断言したのにこの子はいたずらで葉っぱをくわえて遊んでいました「オイッ恥をかかすな!」と叱る間もなくくちばしをこすりつけてベタベタする!と大騒ぎしてました。やれやれ…。
今日は猛烈な暑さと湿度!梅雨明けかと思ったら強い夕立でまた蒸し暑く~。名古屋の暑さでマスクしてると息苦しいけど感染拡大でまだ続きそうですね。

0730new 今日の名古屋は猛暑だ。梅雨も明けたような日差しの強いこと。
  0730kennsa夏ヒナは順調に育っている。コロナの2次感染が広がっているがスズメの世界も「疥癬」が数羽に見られる。足の指が腫れてかゆいようだ。この写真の子たちは大丈夫のようだ。足元がすっきりしていれば大丈夫だ。とまり木などにオイラックスを縫っておく「ベタベタするとか滑る」とか文句は出るが検査しないとひどくなるとくちばしや目まで腫れてしまうこともある。怪我や病気になると警戒心が極端に強まり捕まえて治療しようとこちらが思うだけで感づかれて近くには来なくなる。野生だから自己治癒力しかないのだろうね。   0730hirune  ▲今日の猛暑にマッ昼間はどこに隠れているかなとあちこち見ると、電柱の日の当たらない側でのんびりしている。日影が移動するとスズメ達もうまく移動しているがチビさんは居眠りしている間に日陰から外れてしまう。これも経験しないと覚えられないのかな。猛禽は子育てが終わって野か山へ移動したのか7月に入ってからは見かけない。  0730nonbiri隣のビル縁は油断スズメでいっぱいになった。 

 大雨で大変な場所も多いが名古屋では雨の影響はなかったがやっぱりコロナはかなり多くなった。旦那がキャバクラなんかへ行って家族の妻や子供が感染したなんて話にはあきれるね。自己防衛しかないですね。

  0729asa野生の子との付き合いは望みすぎてはいけない。さっぱりと今日は楽しかったなぁ~でいいのだろう。ヒヨドリ達は最後にニコがあいさつに来たのが最後だった。ピーターとニコは別のグループで旅に出たのかもしれない。ニコはニバンの子供だから初めての旅になるのかな…。ヒヨドリの場合は帰ってくるという確信があるからさびしくも楽しみもある。

 今年一番懐いたのはおチビさんだったが突然姿を消した。大人について虫取りに行って行方不明ということらしい…。一日二日と待ってみても来なかった。体つきが成長遅れにはみえたが病気のようには見えなかった。この子のように見慣れた子がいなくなればわかるが、知らないうちに消えている子もいるのだろうね。

  0729kuro去年のクロスケちゃんの子供らしい真っ黒い子はお昼の開店時間には来ずに少し遅れて空いてから来ていつの間にか帰っていく。ここのグループではないようだ。後姿を見ると足まで色が黒い。  
0729otousan▲第3期で張り切っている変わったネクタイのお父さんは子供が好きで好きでたまらない様子。0729kyoudaiその子供はきれいな子ですが足の後ろ指に「疥癬」の初期。このとまり木にオイラックスを縫っておいたので早く治るのだよ。やはり第3期の巣は使いまわして不潔になっているらしいね。

野生の子と付き合うということは一瞬の出会いを楽しむことなんだろう。

 外出で遅めの昼食の時間にふと見るとアレッまだデジャブー?。人に見えないものが見えることもあるので自分に疑いの心。 0727kuro04▼それは真っ黒な子スズメの姿!「エッ、クロスケちゃんなの?…いやクロスケは大人になると普通のスズメ色に戻った。0727kuro02  0727kur5o010727kuro03とするとクロスケちゃんの子供なのね~。それにしても黒い!黒いね~「青は藍より出でて藍より青し」ならぬ「クロスケより生まれてクロスケより黒し~」。足まで黒いから羽だけススに汚れたわけではないようだ。それにしてもこの子が親からエサを貰っているのを見たことはない、今日初めて見たのだが幼い巣立ちヒナではない…もうかなり成長している。どこか別の場所で育ったのだろうが遠慮せずに食べているのは不思議な感じがする。

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 ところでこのところ一番かわいがっているおチビさんは大人に追いかけられながら美味しいものを食べに来る。アンテちゃんが呼ぶと逃げていくようになってからは一番のえこひいき…なのに27日、今日は姿を見ない!  0726tibi02大人について虫取りに行って迷子にでもなったのだろうか明日はケロッとしてくるのか…諸行無常~。

 スズメの第3期産卵子育てはまだ続いています。夏ヒナは栄養たっぷりの青虫などを食べて元気です。お父さんはもう一か月以上も巣立ちヒナの面倒をみていて疲労困憊のようです。早々と子育てを終わったお父さんたちはのんびりモードですのにね。  0725otousan0725futago01ネクタイに特徴があるので目立ちます。今日は2羽のヒナを連れてきています。ヒナと言っても体の大きさはもう一人前です。  0725otousan2jpg自分で食べられるのですがお父さんに貰うと嬉しいようですね。
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このところなついているおチビさん。明るい場所で撮れば羽も生えそろってきれいですが、ちょっと太りすぎかもね。  0725nerau特別にエコひいきでカステラを貰うのを見ていた大人は後ろからひったくろうと狙っています。  0725otibiおチビさんは特別にピーナッツとカステラを貰ってご機嫌です。でも体がもっとしまらないとね。明日は早起きして大人について虫取りに行くのだよ。    

今日は窓のジュースが減らない。もう25日だから行ったのかな~。ピーさん、コピー君と代々繰り返される習慣だね。名古屋には年中居る「居つきタイプ」のヒヨドリもいるのだけどね…来年2月までは長いな~。

 このおチビさんは早すぎた親離れでまだ少しだけ寂しいらしい。  0724tibi01 そこでマスターを親代わりに甘えてみることにしたようだ。このところ巣立ちする夏ヒナは栄養たっぷりで体もしっかり育っているがこの子は体つきも少し幼い感じがした。マスターに甘えておけばいつもカステラがもらえるのをわかっているらしい。でも見るからに幼い体つきなのでカステラをくわえても素早い大人にひったくられる、  0724tibi02▼そこでカステラをくわえると下に降りてなにかの影で食べたり隣の台所まで逃げて食べたりしている。パソコンに夢中になっていると足元で動き回るので驚くこともある。早く独立したせいで世の中の仕組みも身についているようだ。アンテちゃん遊んでくれなくなったのでこのチビさんが当面の遊び相手になりそう。
  0724hina夏ヒナは日に1~2羽。ネクタイもニューも黒々として体つきも堂々としている。お兄ちゃん共々あまり泣かないし、自分で食べて落ち着いている。こういう完成品はあまりなつかないのだ。おチビさんのようなタイプがよくなつくのです。
  0724darekana夕方若いヒヨドリが覗く。今日はこの子だけ、ニコの子供のような…。毎年常連さんが旅立つと通りすがりのヒヨドリが覗くのだが。今日見たのはこの子だけ…ヒヨドリが来ると楽しいね。

 まだ開店前の窓の隙間から1羽のチビさんが入り込んでいた。
「朝起きたら誰もいないの」
「おチビさん寝坊したから置いてきぼりかい」
「みんなどこへ行ったの」
「街のスズメの仕事っていやあ造園業手伝いにきまっているだろ、みんな公園とか街路樹の虫を取っているのだろうよ。お前さん親離れが少し早かったようだね」
  0723tibisan010723tibi部屋の中を歩き回って踏みつぶしそうで危ない。カステラを投げてやるとモグモグと食べている。
「まだ開店準備してないから外でまってな」と窓を開けて追い出す。
                                  遊び相手のアンテちゃんはもう気持ちは一人前で喧嘩して自分が強いことが分かったようで「あんてちゃん~」と呼ぶとプイと知らん顔で行ってしまう。人間にベタベタすると仲間内で馬鹿にされるそうだ、そんなもんかね~とわ思うがスズメ社会は中々複雑なようだ。
 スズメのヒナの第一期生は仲間で徒党を組んで公園とか河川敷まで遠征して虫を取ったりしているようだ。一期生と言っても幼稚園の年長さんくらいに考えていたがスズメの世界ではもう立派な一人前なんですね。
 だから今いるのは子育て終わってのんびりしているお父さんやお母さんスズメでカステラを自分でゆっくり食べられる幸せを感じているようだ。巣立ちからほんのの2~3日で子離れするとあっさり縁が切れるらしい。親としては解放区には食べ物はあるから大丈夫と思うのかな。親離れしたヒナは寂しいけど同級生と一緒だから泣いたりしては馬鹿にされるから一生懸命気張って生きている。スズメの世界も厳しいものですね。

▼開店時間になればみんな帰ってきて大騒ぎでお昼ご飯になる。   0723ohiru

 
0723pitasama午後ピーターが来た!。19日、21日そして今日23日。日に一度だけ顔を出す。カステラを2口食べるとすぐに行ってしまう。旅に出たのではなく少し離れた河川敷の公園で仲間を待っているのかもしれない。でもなんだか去りがたい気持ちでいるような気がして嬉しい。ヒヨドリが来ない日はなんだか物足りない年に半分しか居ないのだけれどね。

 昨夜は猛暑超湿度でぐったりしました。エアコンは眠るときには消しておかないと朝起きた時に体がだるくなるしね~。
  0721natuhina010721natuhina02▼スズメは夏ヒナが来ます。夏場は食べ物が豊富なようでよく育っています。ネクタイもホッペのニューも黒くて体つきはもう一人前です。0721natuhina03  父さんは2度目か3度目の子育てでやつれています。子育て終わったお父さんたちはカステラ頂戴と請求してもらうと本箱の隅とか部屋の角で盗られないように後ろを向いて食べています。持ち帰りもしなくていいし気楽な生活でのんびりしているのにね~。
 19日にピーター、20日にニバンと避暑の旅に出たのは名古屋の暑さを避けるためだったのね。窓のジュースはスズメ達も飲むけどヒヨドリが飲まないので残っているのを見ると寂しい気分…。追いかけてキャンプと野鳥撮影の旅に出るのもいいかな。
  0721piter▼午後5時前、ヒヨドリが黙ってこちらを見ている「どなた?」と思わず聞いてみたが黙っている。上の段にとまっているし「あれっピーターなの」ととりあえずシャッターを切る。カステラを投げると見事にパクリ!!昨日は来なかったし、旅のコースの下見に行っていたのかな。挨拶を忘れたと言いに来たのかも。ニコとフーちゃんはどうかな。毎年こういうことがあるのに、いつもだまされちゃうな~。でも嬉しい~♪。

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